ストライカー(ST)システムが大きく進化し、「アクティブストライカーシステム」となった。これによって連続技の自由度が高まった。 変貌したシステムに対し、個々のキャラ性能は大きく変わってはいない。全体的に技の出が早くなったり無敵時間が追加されたりしている。
前作では何もしていない立ち状態でのみ呼び出せていたストライカー(ST)だが、今作では呼び出し可能な状況が増えた。 前作の立ち状態に加え、超必殺技以外のあらゆる技中、ジャンプ中、ダウンの瞬間、通常投げ/投げはずし中にも呼び出し可能だ(連打でダメージが増える掴み投げ中はSTの呼び出しができない。しかし何故かチョイだけは可能になっている)。超必殺技をBC同時押しで出すことで、超必殺技と同時に出すことは可能だぞ。 また、STボムは最大5個までの固定だったが、今作ではパワーゲージを1本消費して、スタートボタンを押して挑発することで溜めることができるようになった。ただし挑発は以前は途中でキャンセルできたが、大部分のキャラでこれができなくなっているぞ。
STはBCを同時押しすることで、STボムを1個消費して呼び出す。呼び出されたキャラはキャラ毎に決められた動作をし、終わり次第引っ込む。途中で攻撃されたりするとダウンして起き上がってから画面外へ消える。完全に消えるまで呼び出すことはできない。 ただし通常投げ中と投げはずし中に呼び出した場合、STボムに加えてパワーゲージも1本消費する。呼ばれたSTは全ST共通の動作を取る。相手に向かって突進し、ヒットするとキリモミ吹っ飛び。任意の技で追撃可能だ。 呼び出したキャラが立ち状態だった場合は「ST呼び出し動作」を取る。打撃に対してのみ全身無敵だが、終わり際には隙もあるので注意。 STボムは初期状態で3個。先鋒から大将にかけて1個ずつ増加し、1試合、最大5個分のスロットが空く。
今作ではSTは相手に喰らい判定がなくてもヒットする。追撃可能なSTの場合、本体の連続技からヒットさせることでさらなる追撃が可能となるので非常に強力だ。
相手が空中にいるときなどに相手端にめり込んでSTを呼び出すと反対側から出てくる。また、画面端の相手にめり込むように緊急回避をし、硬直が解けた直後にSTを呼び出すことでも同様のことが可能だ。
今作ではSTからも含め、空中への追撃時の条件が狭まった。 浮かせた技がキリモミ吹っ飛びする技か、相手を掴むSTか、相手を投げるSTの場合は任意の技で追撃可能。また通常の浮かせ技も上昇中ならば任意の技が当たる。 しかしそうでない場合、浮かせ技とロックする乱舞技の多くがつなげられなくなった。これらを持つキャラは、地上のけぞりさせるSTか、前述の条件下でしか追撃できないぞ。
前作では「緊急回避」がなくなり、代わりに「かわし移動」が追加されていたが、緊急回避に逆戻りした。
投げはずしの性能が変更。相手を吹っ飛ばすようになった。
MAX版超必殺技の発動条件がさらに変更。パワーゲージが3本(MAX)溜まっている状態でコマンドを入力する。 前作までは全ての超必殺技に通常版/MAX版が用意されていたが、今作ではそれぞれが定型のコマンドになっている。
今作でもゲージを3本全て消費することで発動する2つのモードが健在。しかしこれらの仕様が大幅に変更された。 共通の仕様として、発動時は完全無敵。ノーダメージだがガード不能でダウン回避不能の攻撃判定を出す。攻撃ののけぞりが異常に長くなり、小技から強攻撃からもつながらない技につながったりもする。ただし普段つながる連続技が届かなくなることもある。ゲージがあったところに別のゲージが出て、これが徐々に減る。完全になくなると各モードは終了し「オーバーヒート状態」になる。この間はパワーゲージが表示されず、溜めることができなくなっている。 オーバーヒートの時間は大幅に短くなり、前作と比べるとないに等しい。有効時間は今作でもアーマーモードのほうが少ない。カウンターモード(ABC同時押し)出掛かりの攻撃判定は柱状。 攻撃力が若干アップし、超必殺技が使い放題になる。ただし一部の超必殺技は発生が遅くなるため、使い物にならないことがある。 本来はキャンセルすることができない技をキャンセルする「スーパーキャンセル」が可能になる。ただし一握りのキャラにしか恩恵はないぞ。アーマーモード(BCD同時押し)出掛かりの攻撃判定は球状。 攻撃力が大幅に増加。さらに防御力が若干アップする。 ケズリダメージを受けなくなるほか、こちらが何かの技を出している間、攻撃を喰らってもそのまま技を続けるようになる。飛び道具などは喰らい放題になってしまうが、対空技も貫いてしまうのは強い。 攻撃を喰らうと喰らうほど有効時間を示すゲージが早く減っていくぞ。
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